陸マイラーを始めようとしている方は、海外旅行に行くためにマイルを貯めたい!という方が多くいると思います。
今回はそんな海外への旅行を考えている陸マイラーの方へ向けた記事になります。
ANAとJAL、どちらのマイルを貯めるか迷っている方の参考になればうれしいです。
ANAとJALの国内線の特典航空券について比較した記事はこちらです。
合わせて読んでみてください。
ANAとJAL、国際線の特典航空券比較表
海外旅行に行きたいね!
ANAとJALはどちらのマイルを貯めればいいんだろう?
結論から言うと、ANAかJALどちらのマイルを貯めればいいのかは、自分が行きたい場所や、どこから出発するかで選ぶのがベストだよ。
自分の家の近くの空港から就航しているのかをチェックして、使いやすいマイルを貯めよう!
では、ANAとJALにはどういった違いがあるのかをこの記事では見ていこうね。
まずは下の表を見てみて!
ANAマイルを特典航空券へ交換する
特典航空券を利用できる対象便
ANAの特典航空券を使える対象便はANA(NH)、エアージャパン(NQ)になります。
必要マイル数
特典航空券を利用するのに必要な最低マイル数は12000マイル(往復)です。
片道の利用はできません。
注意
国際線の特典航空券を利用する場合は、特典航空券のマイルとは別に、最低$70の税金・空港使用料・燃油サーチャージなど付帯費用の支払いが必要です。
幼児・小児の利用について
座席が必要な幼児(2歳未満)・小児(2歳以上12歳未満)は大人と同じマイルが必要です。
座席が要らない幼児は大人のマイル数の10%のマイルが必要になります。
幼児の特典航空券は国内線は無料だったけど、国際線は10%のマイルが必要!
有効期限
特典航空券の有効期限は旅行開始日から1年です。
発券から1年以内に旅行を開始する必要があります。
除外日
国際線特典航空券は除外日はありません。
ただし、国内線の場合は除外日の設定があったね。
国際線は除外日がないけど、旅程に国内線が入っている場合は除外日が適用になるから注意!
途中降機(24時間を超える滞在)
海外発の途中降機は目的地以外に1回設定できます。
日本発ではできません。
乗り換え
日本国内で往路・復路各2回まで乗り換えできます。
地上移動の場合は両端の都市を合わせて1回と数えます。
途中降機は乗り継ぎに含みます。
申し込みについて
特典航空券の申し込み期間は搭乗日の355日前午前9時から第一区間出発時間の96時間前までです。
申し込みは往復同時予約、発券のみ可能です。
全旅行区間の予約が取れたら発券できます。
各地のANA支店で発券をする場合は手数料として2000+税がかかります。
空港での予約はできません。
ANAウェブサイトや電話での予約のみです。
発券は各支店でも可能ですが、手数料がかかります。
ウェブでの発券は手数料無料なので、ウェブがおススメ!
空席待ちについて
空席待ちは片道に1便できます。
同一区間で既に予約が完了している場合は空席待ちはできません。
これはどういうことかというと、
4/1日本⇔ハワイの予約が確定している場合、4/2日本⇔ハワイの空席待ちはできないということです。
また、4/1羽田⇔ハワイの予約が確定している時、4/1成田⇔ハワイの空席待ちはできるでしょうか。
これも同一区間(日本)ということになるので空席待ちができません。
空席待ちのお預かり期間は第一区間出発の14日前までです。
空席待ちの席がとれたら、登録メールアドレスへメールが届きますので、確認します。
全部の区間が予約確定になったら、発券できます。
発券は発券期限までに済ませるようにしようね。
期限までの発券が済んでいない場合、予約は取り消しになるよ。
注意してね。
予約の変更
特典航空券は予約の変更が可能です。
発券前
お預かり期限は予約の変更は可能です。
ただし、幼児・小児を含む予約や、複数の都市に滞在する旅程の場合の変更はANAマイレージクラブ・サービスセンターで変更してください。
ANAのウェブサイトでの変更はできません。
発券後
航空券の有効期間内で、搭乗日や便の変更が可能です。
受付期限は予約済み航空券の出発前、かつ変更したい便の出発時刻の24時間前までです。
355日より先の予約はできません。
提携航空会社特典航空券で予約をした場合は、ANA国際線特典航空券に変更することはできません。
発券前の時と同じように、幼児や小児を含む予約や、複数の都市に滞在する旅程の場合はANAのウェブサイトでの変更はできませんので、ANAマイレージクラブ・サービスセンターで変更してください。
他にも変更希望便が空席待ちとなる場合、旅程の中に24時間以内に搭乗する便が含まれる場合など、発券後はANAのウェブサイトでは変更ができません。
未使用の特典航空券の払い戻しについて
国際線特典航空券は全区間が未使用の場合、払い戻しができます。
手数料は1人あたり3000マイルです。
支払ったマイルから3000マイルが差し引かれて、残りのマイルがマイレージの口座へ戻される仕組みになっています。
受付期間は第一区間の出発前までで、電話でのみ受け付けられます。
払い戻される時点で有効期限が切れたマイルは払い戻されませんので注意してください。
ANA必要マイルの調べ方
旅行に行きたいと思ったら、まず、目的地までの必要マイル数を調べます。
ANAは出発地と目的地のZONE区分がされています。
まずはこの図を見てください。
この図で出発地と目的地のZONE区分を確認したら、次は搭乗日のシーズンを確認します。
これは国内線も同じで、ANAの特典航空券はシーズンによって必要マイルが変わってきます。
搭乗日のシーズンについてはANA公式HPから確認してください。
2020年4/1からハワイに行きたい場合は?
その場合…
この表をみるとローシーズンだということがわかるります。
ここまできたら次は、必要マイル数を調べます。
必要マイルチャートを開きます。
ローシーズン、ハワイ行の必要マイル数は赤で囲った部分になります。
飛行機のクラスごとに必要マイル数はかわります。
[利用クラス] Y(エコノミークラス)、PY(プレミアムエコノミークラス)、C(ビジネスクラス)、F(ファーストクラス)
出典:ANA公式HP
つまり、日本からハワイの往復航空券はローシーズンエコノミーで35000マイルで利用できるということになります。
シーズンが往路と復路でちがう場合
じゃあ、3/31~ハワイ旅行に行きたい場合は?
その場合…
3/31日はシーズンチャートによるとレギュラーシーズンになります。
なので往路はレギュラーシーズン、復路はローシーズンということです。
こういう時は、それぞれの必要マイルを2で割った(片道分)マイルの合計マイル数がその旅行に必要なマイル数ということになります。
往路→40000マイル/2=20000マイル
復路→35000マイル/2=17500マイル
20000+17500=37500マイル
という計算になります。
乗り継ぎが必要な場合
国内の乗り継ぎが必要な場合は国内の航路分のマイルが必要なの?
いや、国内線の乗り継ぎ費用はかからないんだよ。
例えば私は長崎に住んでいますが、長崎からのハワイ直行便はありません。
なので、
長崎⇔東京⇔ハワイ
往路→長崎⇒東京・東京⇒ハワイ(ZONE1~ZONE5)
復路→ハワイ⇒東京・東京⇒ハワイ(ZONE5~ZONE1)
という風に乗り継ぐ必要があります。
ただし、条件があります。
- 乗り継ぎはANA便日本国内線に限ること
- 乗り継ぎは24時間以内であること
- 国内線の乗り継ぎがある場合、特典航空券は国内線の除外日が適用になる
乗り継ぎが必要な特に注意してほしいのは3つ目です。
国際線の除外日はありませんので、お正月やGWなどに使おうと思っている方も多いかもしれません。
でも、国内線の乗り継ぎがある場合は国内線の除外日が適応になってしまいます。
田舎に住んでいると、国際線のメリットが減ってしまうね。
ANAもJALみたいに国内線の除外日がなくなればいいのにね。
JALマイルを特典航空券へ交換する
続いて、JALの特典航空券についてみていきます。
特典航空券を利用できる対象便
JALの国際線特典航空券を使える便はJAL便です。
日本国内を含む場合は、JALのほかにJAL/日本トランスオーシャン航空(JTA)も対象になります。
必要マイル数
必要最低マイルは片道7500マイル(往復15000マイル)です。
注意
国際線の特典航空券はマイルのほかに、燃油サーチャージや、税金、空港使用料などの付帯費用がかかります。
幼児・小児の利用について
座席が必要な幼児や小児は大人と同じマイル数が必要です。
座席がいらない幼児は大人の10%のマイルが必要です。
これはANAもJALも同じだね。
特典航空券を利用できる人
最大9名まで、会員本人、会員の配偶者、会員の二親等以内の親族、義兄弟姉妹の配偶者が利用することができます。
有効期限
JALの国際線特典航空券の有効期限は予約便のみです。
除外日
除外日は国際線も国内線もありません。
ANAでは国内線の除外日があったから、国内乗り継ぎをする場合、除外日を考慮して旅程を組む必要があったよね。
JALは除外日を気にせずに旅程を組むことができるのがいいね。
利用区間
1特典で往路・復路それぞれ、国内線1区間、国際線1区間まで利用することができます。
乗り継ぎ
国内乗り継ぎは24時間以内というのが条件です。
旅程について
JALは片道または往復の旅程で特典航空券が利用できるます。
また、JALは特典航空券片道分を予約した方だけが使える特別運賃の航空券(JMB片道運賃)も販売しています。
往路は特典航空券を取れたけど、復路はマイルが足りないなどの場合でも旅行を諦めなくていいのが嬉しい!
地上移動(途中降機)
JALでは地上移動区間というものが全旅程の中に1回設定できます。
その場合、両端の都市を合わせて目的地とします。
国内では途中降機はできません。
申し込みについて
申し込み開始は搭乗日の前日から数えて360日前の日本時間10時からです。
往復での申し込みは、往復共に360日以内となる旅程の予約申込が可能。
JALのHPからの申し込みは第一区間出発の48時間前まで、電話での申し込みは第一区間出発の24時間前までできます。
キャンセル待ちについて
今までキャンセル待ちができていましたが、PLUSの導入によりキャンセル待ちはできなくなりました。
ファーストクラスはキャンセル待ちが片道につき1便できます。
予約の変更
JALは発券後の予約の変更はできません。
これはANAと違うところだね。
もしも変更したい場合は、予約をした便をキャンセルして、再度希望の日程に予約しなおす必要があります。
キャンセルには払い戻し手数料が3100円(税込)かかります。
JAL必要マイルの調べ方
JALはANAとちがって、シーズンによるマイルの変動がないのでわかりやすいです。
JALのHPに必要マイル数をクラス別に分けた表があります。
エコノミークラスでハワイ(ホノルル)に行く場合は?
その場合…
片道で20000マイルが必要なので、往復40000マイルになります。
シーズンによってはANAよりJALの方が使うマイル数が少ないね!
特典航空券PLUSについて
ここで気になるのがPLUSという項目だと思います。
このPULSとは、その名の通り、通常の特典航空券に必要なマイルにプラスして、マイルを支払えば、通常キャンセル待ちになる日程が、キャンセル待ちをせずに、予約できるようになります。
出典:JAL公式HP
すぐに予約が確定するので、今までキャンセル待ちで諦めていた日程でも旅行に行けるようになるメリットがあります。
このPLUSというシステムはファーストクラス以外で適応されます。
未使用の特典航空券の払い戻しについて
未使用の特典航空券は1人につき、払い戻し手数料3100円(税込)で払い戻すことができます。
払い戻す時に有効期限が切れているマイルは払い戻せません。
払い戻し期限は旅行開始前日の23:59までです。
ただし、12歳未満の小児のみの旅程の場合などウェブでのキャンセル・払い戻しができない条件があります。
出典:JAL公式HP
JMB会員専用国際線予約/JMBセンターへ連絡してください。
最後に
旅程の自由度の高さで言えばJALが片道でも使えるというのはいいね!
普通に日本から外国へ行って帰ってくるという旅程でも、片道分はマイルで特典航空券をとって、片道分は特別運賃の航空券を購入するってこともできるから、マイルを貯め始めたばかりでも使いやすそう。
そうだね!
でも、予約後の変更の点でみるとANAの方が融通が利くね。
変更の可能性が高い方にはANAの方がいいいかもしれないね。
ここまで比較を見ていただいて、自分がどこへ行きたいのか、どういう旅行をしたいのか、日程の変更の可能性はどのくらいあるかなどを考えてどちらのマイルを選ぶのか、参考になれば嬉しいです。
どちらのマイルを貯めるのか決まったら、マイルを貯める方法についてはこちらを読んでください。
ANAマイルを貯める方法を書いていますが、基本的な考え方はJALも同じです。
www.mile-de-tabisuru.xyz
では。